
トレードで勝つためにテクニカル分析は有効なツールとなる。テクニカル指標は100種類以上あるが、その中でもよく使われるものにRSI(相対力指数)がある。RSIの基本的な使い方を知っておこう。
代表的なオシレーター系指標
株やFX、仮想通貨のトレードを行うにあたり、テクニカル分析は有効なツールとして幅広く使われている。テクニカル分析とは、テクニカル指標と言われる指標を使ってトレードの「買い」「売り」のタイミングを決める手法。
現在世界には100種類以上のテクニカル指標があると言われる。テクニカル指標は相場のトレンドを計るトレンド系指標と、「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を判定するオシレーター系指標の2つに大きく分けられる。そしてオシレーター系指標の代表的なものが、RSI(相対力指数)だ。RSIとは「Relative Strength Index」の略。
RSIは海外FX業者のXPro Marketsを初め、しっかりとしたFX業者や証券会社が提供するトレードツールのチャートならほとんどのもので表示できる。最近立ち上げられた新しいオンライントレードブランドXProMarketsは、自社のWebTraderの他に世界的なFXトレードツールのMT4を提供しているが、どちらでもRSIを使える。

RSIの基本
RSIは比較的簡単な式で算出される。まず算出の期間を決めるが、日足チャートなら14日が使われることが多い。14日のRSIは「過去14日の上昇幅の合計÷(過去14日の上昇幅の合計+過去14日の下落幅の合計)×100」で算出される。
RSIの値は0~100の範囲に収まり、100に近いほど買われ過ぎ、0に近いほど売られ過ぎていると判断できる。14日間全てで上昇すると100となり、全ての日で下げると0になる。
逆張りに使われることが多い
RSIは逆張りのトレードに使われることが多い。例えばRSIが20以下になった時は「売られ過ぎ」の相場として、買いのタイミングと判断できる。逆にRSIが80以上になった時は「買われ過ぎ」なので、利益を確定したり空売りをしたりするタイミングと判断できる。
また少し高度な使い方に、「ダイバージェンス」を見つける方法がある。ダイバージェンスとは、レートが下がっているのにRSIは上がるなど、レートと指標が逆の動きをする現象のこと。
逆張りをするなら下がってきたレートが上がりそうなところで買いを入れるのがベスト。そこでレートが下がりつつもRSIが上がりダイバージェンスになった場合、近い将来にレートが反転する確率が高いと判断して、それを買いのシグナルとする。
逆にレートが上がっているのにRSIが下がる逆のダイバージェンスが起こったら、買いの利益確定や売りから入るタイミングと判断できる。

他のオシレーター系指標にも応用可
RSI以外のオシレーター系指標も同様に「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を判断するために使うので、RSIの使い方を覚えれば他の指標にも応用ができる。RSIを使えるようになったら、他のオシレーター系指標も使ってみよう。
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