マンションで、民泊ができるようにするには?
今年6月、新しく住宅宿泊事業法(いわゆる民泊法)が施行され、一定のルールのもと民泊が解禁されることとなります。その中で、分譲マンションでは、管理規約の確認が必要とされています。詳細について、公益財団法人マンション管理センターに聞きました。
そもそも分譲マンションで民泊はできるの?
従来、民泊を行うには、旅館業法にのっとって許可を得る必要がありましたが、実際は、無許可で行われていた例が多いのではないでしょうか。しかし、6月に施行される法律では、都道府県知事への届け出を行うことでマンションでの民泊が可能になり、その届け出の受け付けが、今年3月から各都道府県で始まっています。
届け出は、どうすればいいのですか。
部屋自体は個人の所有物ですが、マンションは多数の人が生活し、共有スペースもたくさんあります。そのため、住民でよく話し合い、民泊を認めるかどうか、できる限り管理組合として方針を決定し、管理規約に明記することが望ましいと思います。
民泊を行う上で、大切なことは何ですか。
見知らぬ外国人等がエントランスを出入りしたり、共有スペースへ入ってきたり、ごみ出しに不備があったりと、特にマンションでは、さまざまなトラブルが予想されます。民泊がだめなのではなく、そこに暮らす住民の理解を得ることが大切です。これをきっかけに、管理組合等できちんと議論することを改めて考えてください。
提供:広島リビング新聞社
(「リビングひろしま」2018年4月21日号掲載)
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