県内では初のプラチナ保育手当とは?

府中町役場子育て支援課の池田直浩さん
府中町では、就労や疾病等により昼間に保育することができない保護者に代わり、孫の保育を継続して行う祖父母に、府中町プラチナ保育手当を支給しています。県内では初めてで、全国でも珍しい制度です。府中町役場子育て支援課の池田直浩さんに聞きました。
制度の内容は?
対象となるのは、生後6週間から3歳までの乳幼児と、その保育を継続的に行っている祖父母等(2親等以上の直系尊属)で、いずれも町内に住所がある方です。保護者が、保育所への入所要件である事由(就労や疾病、妊娠・出産等)に該当していて、保育所等を利用していないこと。これらを満たしていて祖父母が申請すれば、月額1万5000円が支給されます。
申請の方法は?
事前に申請が必要で、保育手当の交付申請書、在職証明等の証明書類、乳幼児と保護者と祖父母の続柄が分かる戸籍謄本を提出していただきます。その他に必要とする書類を求める場合もあり、年3回に分けて手当を支給。その際には、保育実施記録などの請求書類を出していただく必要もあります。
制度発足の背景は?
府中町では例年、4月1日時点の待機児童はゼロですが、潜在的な待機児童はいるのが現状です。親族が保育を行うのであれば、保育士の資格は必要ありません。孫とはいえ、保育は大変です。制度を活用して孫の保育を行うことで、新たな生きがいにもつながり、さらには、3世代の同居、近居を促す効果も期待できると考えています。
※乳幼児の保育を継続的に行う祖父母に対して行うなど要件があるので、府中町役場で確認を
提供:広島リビング新聞社
(「リビングひろしま」2017年6月10日号掲載)
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