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肌だけじゃダメ!紫外線対策「目も日焼け?」

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【もう一度読みたい絵本】大人になって出会いたい

 心を癒やしたり、楽しませてくれる絵本。昔親に読んでもらった絵本を今読んだら違う感想を抱いたり、子どものころの懐かしい自分に出会えます。大人になった今は、何気なく手にした絵本に感動する出会いがあるかも。そこで、「マドレーヌひよこ堂」として一箱古本市に参加するなど活動している佐々木なおこさんに、お薦めの絵本を教えてもらいました。   
 


佐々木なおこさん
「本の面白さを伝えたい」とマドレーヌひよこ堂の屋号で活動中。中国地方の一箱古本市に参加したり、庄原市「ウィー東城店」、岡山市の「古書五車堂」、東京・西池袋の「古書ますく堂」でセレクト古本を販売しています。ネット書店「honto」に絵本を含めて800冊以上の書評を投稿中。また、園児とママのための情報誌「えんじぃな」(広島リビング新聞社発行)で「絵本の世界」を連載している。かつて「WEB本の雑誌」で新刊採点員も。11年目を迎えるブログ「マドレーヌの一日一善」で日々のこと綴っています
「30 年前に勤務していた『リビングひろしま』編集部からこんな取材を受けるなんて、うれしい巡り合わせにドギマギでした。“絵本の神様”にありがとうの気持ちでいっぱいです。そうそう、川上弘美さんの小説『神様』もお薦めなんですよ」
 
 
マドレーヌひよこ堂・佐々木なおこさん

 

ほっと心温まる

 色調が柔らかく、多くの子どもは「ウサギがかわいい。結婚できて良かったね」という感想を抱く絵本です。でも大人が読むと、さらに深い意味を知るのです。黒ウサギ(オス)は、大切に思う相手(白いメスウサギ)にずっとそばにいてほしいと願うけれど、なかなか言い出せない。勇気を出して伝えたら受け入れてもらえ、他の動物たちに祝福されながら、めでたく結婚。黒ウサギのいじらしさに心が温まり、思いを伝えることの大切さも教えてくれます。

  「しろいうさぎとくろいうさぎ」(文・絵/ガース・ウイリアムズ、訳/松岡享子、発行/福音館書店、30ページ、初版1965年)。<あらすじ>森の中で仲良く暮らすしろいうさぎ(メス)とくろいうさぎ(オス)。くろいうさぎは、これから先もずっとしろいうさぎと一緒にいたいと思っているけど、なかなか言い出せず…。でも最後は仲間に祝福されて結婚。心が温まる絵本です

 

見て読んで楽しい

 最初から最後までずっと同じ文章が繰り返されていて、子どもに読み聞かせると、次第に子どもも一緒に「ごろごろ にゃーん」と言うようになるんですよ。絵の飛行機は、大きいのかと思ったら随分小さかったり、文章を読む速さでスピード感が体感できたり、想像しながら楽しく読める、長新太さんらしい一冊です。

「ごろごろにゃーん」(作・画/長新太、発行/福音館書店、32ページ、初版1976年)。<あらすじ>魚のような、船のような飛行機に乗って旅するネコたち。海の中にもぐったり、空を飛んだり、時には追い掛けられたり…。文章は「ごろごろ にゃーん ごろごろ にゃーんと、ひこうきは とんでいきます」の繰り返しなのに、楽しい空想の世界が広がります

 

佐々木さんお薦め

 花が好きな牛のフェルジナンド。のんびりとした牧場から闘牛場へと環境が変わってもその性格は変わらず、周りに振り回されないところがいいですね。自分をしっかりと持って歩んでいると思います。中の絵はモノクロですが、自分で想像しながら頭の中で色を入れられますし、そういう意味ではとても表情豊かに読み進められます。“自分を持つ"という教えもあり、お薦めです。

「はなのすきなうし」(おはなし/マンロー・リーフ、絵/ロバート・ローソン、訳/光吉夏弥、発行/岩波書店、200ページ、初版1954年)。<あらすじ>花が好きな牛・フェルジナンド。のんびり暮らしていたのに、牛飼いに連れられて闘牛場に行くことに。普通なら闘牛として暴れ回るけれど、花のにおいをかぐだけのフェルジナンド。結局元の牧場に戻され、幸せに暮らすのでした

 

佐々木さんお薦め

 フランスの雰囲気が伝わる絵で、建物はどれも本物を描いたものなんですよ。登場する12 人の女の子たちは、どこへ行くにも列を作っているのですが、子どもは行列を見るのが好きなので、この絵本も好きだと思います。主人公のマドレーヌは好奇心旺盛でとてもかわいく、今でもマドレーヌのグッズが販売されているほど、長く愛されています。

「げんきな マドレーヌ」(作・画/ルドウィッヒ・ベーメルマンス、訳/瀬田貞二、発行/福音館書店、48ページ、初版1972年)。<あらすじ>パリの寄宿学校で暮らす12人の女の子。一番小さなマドレーヌが一番元気。ところがある晩入院することに。11人の女の子がお見舞いに行くと、おもちゃやお菓子がある病室で大興奮。みんなが入院したがる、ちょっとかわいい絵本です

 

ほっと心温まる

 まるで絵画のような絵本で、夜から朝にかけての自然の流れも体感できます。おじいさんと孫は湖畔の木の下で寝起きしていますが、だからといって貧しさはなく、微笑んでいるおじいさんの顔を見ると、充実した暮らしをしている心の豊かさを感じます。そんなに色がある絵本ではありませんが、最後はパッと色鮮やかになるところも見どころです。

「よあけ」(作・画/ユリー・シュルヴィッツ、訳/瀬田貞二、発行/福音館書店、32ページ、初版1977年)。<あらすじ>森の湖畔で暮らすおじいさんと孫。夜が更けて静まった森が次第に明るくなり、おじいさんと孫も起きます。水をくんだり、火をたいたり。支度ができたら船で湖へ。するとふわっと明るくなり、緑の山が青い湖に映し出され、今日もおじいさんと孫の何気ない一日が始まります

 

見て読んで楽しい

 出てくる動物たちは、おそらくこの男の子の空想が生み出したものなんですよね。本当は一人だけど、一人じゃない。空想しながら楽しく散歩をしているのです。最後には消える動物ですが、もしかしたらどこかに隠れたり、または夢に出てくるのかも?と想像できる楽しさもあります。でも最後はお父さんが迎えに来る。そんな安心感もあります。

「もりのなか」(文・絵/マリー・ホール・エッツ、訳/まさきるりこ、発行/福音館書店、40ページ、初版1963年)。<あらすじ>男の子がラッパを持って森へ散歩に出掛けます。するとライオンが「ぼくもついていっていいかい?」と。その後、ゾウもクマもカンガルーもコウノトリもサルもウサギもついてきます。ご飯を食べたり遊んだり。でも誰もいなくなったその時、お父さんが表れ、家に帰るのでした。

 

教えられる絵本

 皆さんもよくご存じですよね。子どもにとっても「いいことをすると、いいことがある」と分かりやすい話です。お地蔵さんにかさをかぶせたおじいさんもいいですし、それを受け入れるおばあさんの心の広さもステキですよね。相手のことを思う大切さが伝わってきます。大人になって読んでも心にじーんときます。長く伝えていきたい話なので、子どもや孫に読んであげてほしい一冊です。

「かさじぞう」(再話/瀬田貞二、画/赤羽末吉、発行/福音館書店、20ページ、初版1961年)。<あらすじ>貧乏なおじいさんとおばあさんがいて、ある年の大晦日、おじいさんはかさを売りに町に出掛けます。でもかさは売れず…。帰り道、寒そうなお地蔵さんにかさをかぶせて帰ると、翌朝、餅や魚、黄金やらが届けられ、それから二人は幸せに暮らしたという日本の昔話です

 

教えられる絵本

 おたまじゃくしから、手足が生えてカエルになる様子や、食べられそうになりながらも生き残り、自分たちは別の卵を食べたりする「食物連鎖」まで描かれていて、理科の教科書のような要素がある絵本です。カエルがカメの甲羅の上に乗ったり、見た目も楽しい絵本です。

「ゆかいなかえる」(文・絵/ジュリエット・ケペシュ、訳/石井桃子、発行/福音館書店、32ページ、初版1964年)。<あらすじ>水の中にあるカエルの卵。大半は魚に食べられますが、残った4つの卵は無事にかえり、泳いだり遊んだりして暮らしていきます。トンボの卵を食べたり、ときには自分たちが大きな鳥に狙われたりしながらも成長する姿が描かれています

 

教えられる絵本

 川がどこからどのようにして流れてきているのか、その仕組みが分かる絵本です。最初は雪や雨だったものが、山や岩などいろいろな所を通りながら川になり、流れていく―、そんな自然の様子が学べる内容になっています。因みに作・絵の加古さんは、90 歳を過ぎた今でも絵本制作をされているんですよ。

「かわ」(作・絵/加古里子、発行/福音館書店、28ページ、初版1962年)。<あらすじ>雪が解け、雨が降り、そして山から染み出る水。岩にぶつかったり、滝になったりしながら下へ下へと流れます。それはやがて川となって里山に。田んぼに水を引いたり、浄水場で浄化された水が飲み水になったり、最後は大海原へ。山や町などさまざまな景色も楽しめます。

 

佐々木さんのお気に入り

 カロリーヌという女の子が、動物の子どもたちと冒険するのですが、いろいろなキャラクター設定があるのも面白いですよ。ドライブやキャンプなど楽しいことをしていて、「こんなことをしたいな〜」と憧れが疑似体験できます。絵もカラフルでワクワク。久しぶりに実家にあったこの絵本を手にとりましたが、めくるたびに子どものころを思い出しました。

「世界の童話」のカロリーヌシリーズ。写真は「カロリーヌとおともだち」(絵・文/ピエール=プロブスト、文/土家由岐雄、福島のり子、発行/小学館、103ページ)。<シリーズについて>「カロリーヌとおともだち」「カロリーヌのつきりょこう」「カロリーヌとせかいのたび」などがあります。主人公のカロリーヌが、猫や犬、ヒョウ、ライオン、子熊たちといろいろな場所に出掛けて楽しいことをします。



※現在、「世界の童話」シリーズは販売されていません。広島市こども図書館(広島市中区基町5-83)には所蔵されています。ただし、貸し出し禁止で、館内での閲覧のみ可となっています。大切に読んでくださいね

 

ほっと心温まる

 いたずら好きでやんちゃな犬のハリーがかわいいんですよ。泥だらけになるまで遊び過ぎてしまったり。あまりにも黒く汚れて、家族に気付いてもらえないのですが、洗ってキレイになると家族も気付き、「気付いてくれてありがとう!」と喜ぶハリーと、ハリーを囲む家族の様子に心が温まります。

「どろんこハリー」(文/ジーン・ジオン、絵/マーガレット・ブロイ・グラアム、訳/渡辺茂男、発行/福音館書店、32ページ、初版1964年)。<あらすじ>黒ブチがある白い犬のハリーはお風呂が嫌い。ある日、お風呂を洗うブラシを庭の土に埋めて一匹でお出掛け。工事現場で泥だらけ、鉄道線路の上ですすだらけ、他の犬と鬼ごっこをして汚れ、石炭トラックの滑り台を滑って、まっくろけ。そして家に帰るも、ハリーだと気付いてくれません。何をしても気付いてもらえないハリーは、埋めたブラシを掘り出してお風呂場へ。そこで洗ってもらい、やっとハリーだと気付いてもらえるのでした。

 

見て読んで楽しい

 家がグングン大きくなり、いろいろな動物が入るのが面白いですよね。みんなといるから楽しいのに、キツネは家を取り戻して自分だけのものにしてしまうから、最後は家が無くなってしまう。教訓にもなっている絵本だと思います。また、楽しいことがあると、一人よりも大勢でいた方が何倍も楽しくなり、喜びも大きくなります。喜びは分かち合うものですよね。

「そらいろのたね」(文/中川李枝子、絵/大村百合子、発行/福音館書店、28ページ、初版1967年)。<あらすじ>男の子が模型飛行機を飛ばしていると、キツネがやってきて「そらいろのたね」と交換してほしいと言います。交換してあげた男の子は、種を植えて水をやります。すると家が生えてきて! グングン大きくなる家にいろいろな動物が住み始めてにぎやかに。それを見たキツネは自分に返すように言い、みんなを追い出すのですが、その家は無くなってしまい、キツネは一人になってしまうのでした。
 
 

●絵本の魅力●

 説明が難しいですが、良い物ってなんとなく分かるものですよね。絵本もそうで、絵がステキだったり、読みながら空想するのが楽しかったり、また話の内容がストンと心に落ちるものが愛されているように思います。そして、良いと思った絵本は誰かに伝えたくなるもので、心が動くからこうした行動につながるんですよね。それがロングセラーになるのです。
 また、子どもが同じ絵本を何度も読んでとせがむことがあると思いますが、ぜひ読んであげてください。その中のキレイな言葉が日常会話に出てくるほど覚え、その子の宝になります。
 今回は、私が子どものころに読んでいて今でも好きな絵本や、きっと皆さんも読んだことがあると思われる絵本をご紹介しました。昔読んだ絵本を開くと、懐かしい自分に出会えますし、今度は子どもや孫に読んで伝えてほしいですね。
 
 
 
 
 
提供:広島リビング新聞社
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