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2017年5月27日号

家事っていっぱいサイエンス〜洗濯干し★お笑い主夫芸人バズーカしげぞうさん
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・・・つまるところ“女子力”ってなんですか

 無視できないけれどなんかモヤモヤ。「女子力」という言葉に漂うそんなムードに耐えかねて(?)、各界で活躍する5人に聞いてみました。ずばり「仕事×女子力」について。女性、男性、そしてその中間の視点で語られる珠玉のフレーズ。たっぷりご賞味あれ!
 
 
 

阿川佐和子さん

次で何とかなるって開き直ること

阿川佐和子さん
阿川佐和子さん
作家・エッセイスト。現在、「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日系)、「サワコの朝」(TBS系)にレギュラー出演。好評発売中の「叱られる力 聞く力2」(文春新書、864円)では、親に上司に怒鳴られ続けて60年の阿川さんが贈る、叱られてもへこまない心得がたっぷり!軽妙な語り口で元気をもらえる一冊
「叱られる力」

もっと傷ついたっていいんです
オンナはたくましい生き物だから!

 
 仕事を始めたとき「女性ならではの視点で取材してきなさい」なんて言われると、「そんなことできません」と答えてた。だって私は女の代表じゃないし、アガワの感じることなら分かるけどって。女ならではと意識した途端しらけちゃう。私の前の世代の女性たちは自分を磨く時間なんてなかった。亭主に「おい!」って呼ばれてネイルをしてるなんて許されなかったし、子供の世話をしながらお米をといで…、そのころに比べたら私たちは恵まれていますよ、確かに。今の女性たちは、みんな本当にステキだと思う。仕事をしている人の目は、やるときはやるわよってピシッとしてるし、お化粧だって上手。若いのに教養があるなって感心する人も多い。ただ、みんなリスクを怖がりすぎてない? 女には本来、「え、破産? しょうがないじゃん!」「何とかなるんじゃないの!」と開き直る強さがある。恋愛だって悩む時間は長くても、「よし決めた」となると早いでしょ。「はい、次!」力っていうのかな。30代なんてまだまだ発展途上。プライドを傷つけられても、それを力に変えていけるんだから、まずは情報より自分で経験すること。この記事だって読み流していいの(笑)。「へえ、こういう人もいるんだ。でも私は違うな」と思ったら、「はい、次!」と前へ進む。女子力なんて意識しすぎたら動けない。誰かに指摘されて、初めて気づくくらいでいいんじゃないの?
 

イラストレーター 松尾たいこさん

素直さを忘れないこと

松尾たいこさん
イラストレーター 松尾たいこさん
書籍装丁画をはじめ、雑誌、広告、ファッションブランドやミュージアムショップへ多数作品を提供。著書に、イラストと書き下ろしエッセーで魅せる「出雲IZUMOで幸せ結び」「伊勢ISEで幸せ開き」(ともに小学館、1512円)、江國香織とのコラボレーション「ふりむく」(講談社文庫、419円・税別)など
初のエッセイ本「東京おとな日和」(幻冬舎、1404円)
初のエッセイ本「東京おとな日和」(幻冬舎、1404円)

「でも」「だって」はNG ワード
見られたい自分をつくることも大切

 
 地元の広島で10年間OLをした後、「1年だけ好きなことをやろう」と、自分へのごほうびとして上京。子供のころから好きだった絵を学ぶために専門学校に入りました。広島ではイラストレーターなんて職業の人に会ったこともなかったけれど、1週間後には「絶対イラストレーターになる!」と。それくらい一気に世界が変わったんですね。 私は自他ともに認める素直な人間(笑)。これいいよ!とすすめられたら、とりあえずやってみるし、買ってみる。絵の勉強を始めたときも、言われたことは全てノートに書いて実践していました。素直さって共感力と似ていて、もともと女性が得意とする力だと思うんです。でも、40代くらいになると、知識や経験値が増えて、だんだんかたくなになってくる。異なる価値観に出合うと「でも」「だって」とつい否定したくなるかもしれない。そんなときは「へぇ、そういう考えもあるんだ」と最後まで聞いてみて、やっぱり違うと思えばやらなければいいだけ。まずは受け入れる素直さこそが「女子力」じゃないかなと思います。 おしゃれや旅、映画やおいしいもの。私は自分の好奇心も周りにどんどん伝えます。自分から発信するのはあまり得意じゃないけれど、やりたい仕事に近づくには必要だと思うから。そういう意味では、ファッションなどの外側から、“見られたい自分”をつくることも大切ですね。マイテーマ「Discover Japan」を口にしていたら、神様の絵を描く仕事がスタートしました。女性として、苦手なことより好きなこと、素直さと好奇心を一生持ち続けて、仕事を楽しみたいですね。
 
 

人類学・霊長類学者 山極寿一さん

ナビゲーション能力だ

山極 寿一さん
人類学・霊長類学者 山極寿一さん
京都大学理学部卒、同大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。 10月から京都大学総長に就任。研究専門はゴリラ。「15歳の寺子屋 ゴリラは語る」(講談社、1080円)など著者多数。「たけしのグレートジャーニー」(新潮社、1512円)にも登場 ※「野生のゴリラと再会する 二十六年前のわたしを覚えていたタイタスの物語」(くもん出版、1512円)
「野生のゴリラと再会する」
 

類人猿の進化史上、血縁を
離れる女性たちが秘めたる力

 
 オランウータン、ゴリラ、チンパンジー、ヒト。この類人猿には、あまり知られていない共通項があって、それは「メスが親元から離れて繁殖する」ということ。子育ての仕方は少しずつ違いますが、ニホンザルやヒヒ等、サルのメスが生涯血縁を離れず繁殖していく母系集団であるのとは、大きな違いです。
 つまり、類人猿のメスは、自分の血縁から独立して生きていく分、社会的な戦略に長けているということ。オランウータンやゴリラは、オスがものすごく大きいので、メスはオスを上手く利用して生きやすい環境をつくらなければならない。この「ナビゲーション能力の高さ」が、類人猿の進化史を分析してきた私の思う「女子力」です。
 オスは力を示したがり、メスは相手を動かすことに長けている。人間の女性たちはこの中で最もナビゲーション能力があるので、家族をつくる上でも仕事でも、賢く相手を動かすことができる。私たちは、この生物学的性差を上手に生かして社会をつくっていくべきです。
 では、どんなバランスがベストか? ゴリラを見本にしてください。オスはやさしくて力持ち、好き嫌いもあまりない。メスは嫌いなものは嫌いとはっきり言えて、優柔不断さがない。日本では男性の女性化が進んでますね。もともとオスはメスとして命を宿すので、男の“虚勢”はすぐに崩れて簡単に女性化します。一方、女性たちは明るくてたくましい。だらしない男性に比べて、女性たちは今、存分に「女子力」を発揮しているのかもしれません。
 
 

日傘作家・デザイナー ひがしちかさん

ひがしちかさん
日傘作家・デザイナー ひがしちかさん
アパレル勤務などを経て、2010年「日傘屋Coci la elle(コシラエル)」をスタート。手描きの絵柄や刺繍を施す一点物の日傘、絵や写真をコラージュした雨傘やスカーフが人気。小物ブランド「I Eye’s」ではディレクションを手がける 
※「コシラエル」江東区三好2-3-2 03-6325-4667 11:00〜19:00
ひがしちかさん
 

女の人が女の人らしくいることは
本当に美しい

 
 傘をつくっています。「コシラエル」というブランドを立ち上げて4年になりました。会社で働いたこともありますが、絵を描くのが好きで、自分で何かを生み出したいという強い思いがありました。それで1カ月間図書館にこもり、考え続けたんです。自分にできることは何かと。私は子供を育てているので、ものを作ることと生活を両立させなければいけない。自分が立ち上がるツールが必要でした。そしてある日、「日傘だ!」とひらめいたんです。それからすぐ、絵を描く一点物の日傘をつくり始めました。今、やっと自分の人生を歩んでいるなと感じます。
 私には憧れる女性がいっぱいいるんですが、映画の中だと、ミア・ファローがベリーショートの髪をブラシでとかすシーンや、乙羽信子さんが「裸の島」で子供のお世話をしたり、ご飯を炊いたりする何でもない姿がすごくセクシー。女の人が女の人らしくすることは、とても美しいなと思います。たとえば、ヒザをそろえて座るとか。昔のおばあちゃんたちって、訓練されているからそれができちゃう。私もせめて気持ちだけは、と思いますけれど。
 「女子力」って難しいけれど、女性性って「愛」じゃないかな。こうすれば相手が助かるだろうというのを、メールの返信でも後片付けでも本当に小さいことに気がついて、然るべき時に然るべき場所で然るべきことができる。思いやりでもありますね。つくるものも仕事も愛のあるものがいい。そんな傘屋さんでいたいなと思います。
 
 

クリエーター 杉山豊さん

オオカミをチワワにするマジックだ

杉山豊さん
 
クリエーター 杉山豊さん
博報堂DYメディアパートナーズ・統合コミュニケーションデザインセンタークリエイティブ部シニアクリエイティブディレクター。アメキャラ系ライターとして、アメコミ映画の魅力をテレビ、ラジオ、雑誌、Webでも伝道中
 

女性に褒められたいのが原動力
ダメ男を上手にリードして

 
 たとえば「ヒマラヤに登りたい」と言ったとき、オトコなら単なるバ オカ話で終わっちゃうところを、いつのまにか登頂の計画を立てて夢を確実にしていくのが女性。男はロマンチストで女性はリアリストなんて言うけれど、女性って、良い意味で“勝つ計画”を立てることができると思うんですよね。盛り上がった会議の席で「じゃ、そういうことで」とあいまいに“紫”のまま終わろうとすると、「いやいやここは、赤か青でしょ」と鋭く指摘してくれる。最後の最後の割り切り力、「ならぬものはならぬ」と言える強さはかなわないなと思います。
 オトコって女性の前でカッコつけたい生き物。そうプログラミングされてる生命体です(笑)。仕事場でも「女性に認められたい!」というのが、実は絶対的な原動力になっている。上司でも同僚でも後輩でも、オトコたちを上手に叱って導けるのは、女性だけなんですよね。それが結果的に、女性のみなさんが動きやすい、働きやすい環境をつくることにもつながると思うんです。
 オオカミに襲われそうになったら、オトコはどう倒すか、闘い方ばかりを考えるけれど、女性はそのオオカミをイケメンにしたり、かわいいチワワにしたり、もしくは食べちゃったり(笑)、倒すんじゃなくて、その環境を自分の望むように変えていく。それこそが、僕の思う「女子力」。スーッと世界を変えていく力ですね。
 
 

ジェーン・スーさん

女子たちよ、多数派ゲーマーのルールブックを理解せよ

ジェーン・スーさん
 
ジェーン・スーさん
作詞家、ラジオパーソナリティー、コラムニスト。TBSラジオ「ジェーン・スー 相談は踊る」( 毎週土曜19:00〜21:00)をはじめ、パーソナリティーやコメンテーターとしても活躍中
 
「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」(幻冬舍、1404円)
「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」(幻冬舍、1404円)
 
 これほど短いスパンで再定義を求められる言葉があるでしょうか…「女子力」。まだロールモデルがなく、更新され続けていることの証。私はOL時代が長く、最初は従業員3000人くらいの大きな企業で働いていて、その後とても小さな会社へ移りました。30歳ごろまでは、とにかくイライラが多かった。今思うと、自分の会社が何で利益を出しているのか、自分のお給料にどんな意味があるのか、その仕組みを本当のところで理解していなかったし、男性たちにも怒っていた。「やってられん!」と夜中にマッサージに行ってラーメンを食べ、ムダにお給料を費やしてました。
 あるとき気づいたのは、仕事は“ゲーム”だということ。自分もそのゲーマーの一人で、多数派ゲーマー=男性たちがどんなゲームを進めているのか、ルールブックを知る必要があった。彼らは3歳くらいから「宇宙飛行士になりたい」「社長になりたい」と、デカイことを言えという“圧”とともに生きていて、仕事を始めたら、65歳まで働き続けて家族を食べさせよという“社会圧”に襲われる。だから組織では正義より生存。男性と女性では、持ってる十字架が完全に違った。私には私の事情があるように、向こうには向こうの事情があったんです。あー、もっと早く分かってたら、ムダにイライラしなかったのに。女子力に時間とお金使えたのにな。
 客観的に状況を把握し、その集団での自分の見え方を理解できれば、態度が決められる。それが私の定義する「正しい女子力」。生涯女子だっていいんです。でも40歳過ぎたら、いわゆる女子力は全方位で出さないこと。パートナーと仲のよい女友達にのみ。そのフィルタリングだけは忘れぬように…。
 
 

ブルボンヌさん

料理教室とかもういいからアナタ自身を料理しちゃって!

ブルボンヌさん
ブルボンヌさん
女装パフォーマー・ライターでもあり、新宿2丁目「Campy!bar」などプロデュース。「午後のまりやーじゅ」(NHK ラジオ第1)木曜パーソナリティー担当、「ハートネットTV」(NHK)などテレビ番組にも多数出演。シティリビングのコラム「ブルボンヌのきゃんぴートーク」で人気連載中
 
 
 
 女子力ってなんだかうさんくさい言葉よねぇ。流行語大賞に選ばれてもう5年も経ってるんだけど、いまだにメディアは女子力連呼でしょ? 42歳の女装おじさんとしては、より輝こうと頑張る女性自体はすごく応援したい! でも今の女子力って、男女雇用機会均等法の反動なのかしら。保守的な方へと後退して、男性目線でテンプレート化しちゃったように思えるのね。
 イギリスの「スパイス・ガールズ」のメルシーは、漢字で「女力」ってタトゥーを入れてたのよね。もしくはニョリキ! 「女子力」って言葉は「子」が入ってるせいか、甘えと媚びを感じるゆるふわなパワーになっちゃった。でも皆さん、もうイイ年こいてんでょ? 「子」の年齢なんてもう2、3周してんだから、大人の「女」として自分の素材を生かす戦力を立てるべきよ。
 「女」を「装」う仕事をしてると思うんだけど、24時間“自分”でいる必要なんてないのよね。「はい、ここからは元気な自分」「この時間はみんなに好かれる私」とスイッチをポンポン押して切り替える。アタシも部屋で一人のときはただの42歳のおじさんだけど、スイッチを入れれば女性っぽい所作で「楽しませちゃうわよ」って頑張れるの。みんなもスイッチを押して演じる時間だと思えば、苦手な上司にも笑顔で「お疲れさまです」と言えるでしょ。
 「女子力」ってつまりは自分運用。自分自身の適性と伸びしろを見定めて価値を上げていかないと。ちょっと年がいってるなら、お姉さん好き男子をマーケティングしてみたり、自分なりにしたたかに輝く女性が増えてほしいわ。料理教室に通うより、アナタという素材のおいしい料理法を見極めるのよ!
 
 
 
 
提供:広島リビング新聞社
(「リビングひろしま」2014年10月25日号掲載)
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